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押さえておきたい昇仙峡の見所スポット

押さえておきたい昇仙峡の見所スポット

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山梨県といえば富士山を連想する方も多いですが、昇仙峡もまた山梨県内屈指の観光地です。自然が作りだした岩肌と綺麗な川は、季節を問わず、観光客に感動を与えてくれるものです。

 

季節によって違った魅力を持つ昇仙峡ですが、いざ昇仙峡を訪れようにもどう巡るかで悩む方が多いのではないでしょうか?ぶらりと足を運んでも楽しい昇仙峡ですが、抑えておきたいスポットもいくつかあります。

 

そこで、夏の昇仙峡を思う存分楽しむため、昇仙峡の歩き方や是非見ておきたいスポットについて順にお話していきます。

 

日本一を誇る昇仙峡

山梨県の甲府盆地の北側に位置する昇仙峡は、特別名勝に指定されている国内有数の景勝地です。1923年に断崖絶壁や奇岩、植物など自然の景観が評価され、国の名勝に指定されました。

 

大正時代に入ると甲府市内から昇仙峡までの道路の整備が始まり、バスも乗り入れるなど観光としての発展が始まります。実は江戸時代から既に多くの旅人から注目を集めていた場所で、多くの画家が訪れては「日本一の渓谷美」とも称される昇仙峡の姿を絵画として残したのです。駐車場の整備やロープウェイの完成など、時代と共により観光客のニーズに応えようと努めてくれています。

 

自然が長い年月をかけて手がけた造形美

昇仙峡の特徴は、長い年月をかけて自然の力によって生み出された景観にあります。自然の力によって生まれた景色に驚かされるだけではなく、なぜそのような形になったのかと好奇心をそそられる奇岩やいつまでも見たくなる景色が広がっています。

 

さまざまな奇石

昇仙峡にはたくさんの岩があります。どれも長年川の流れを受けて徐々に形作られたもので、いくつか印象的なものがあります。

 

まずはオットセイ岩。オットセイが寝そべっているかのような形をした岩で、看板も出ているので見逃すことはないはずです。

 

食べ物に由来した岩といえばトーフ岩です。豆腐のように真四角なことから名づけられたこの岩は、見た目は他の奇岩と比べると地味に思うかもしれませんが、なぜ岩が真四角なのかを考えると、昇仙峡の奥深さや自然の時の流れを感じずにはいられません。

 

面白さでは石門があります。アーチ型ですが不安定なので、くぐる時にはドキドキさせられるでしょう。

 

川沿いだけではなく、猿岩や大佛岩(大仏岩)のように、山肌にあるものもあります。

 

とても大きなこれらの岩は、川の流れではなく雨風によってこのような形になったのです。他にも天狗岩や、ふぐ岩、かぶと岩など様々な奇岩があるので、これらを見ているだけでも昇仙峡の自然の素晴らしさを実感できます。

 

初夏の織りなす景観

昇仙峡は観光客のためにコースが制定されています。道順に沿って歩けば昇仙峡の素晴らしさを余すことなく楽しめるよう親切な設計となっています。

 

川沿いを歩くコースが多いので、奇岩だけではなく、青々とした木々や川のせせらぎなど、癒しを与えてくれることは間違いありません。「飛ぶ宝石」ともいわれるカワセミも、タイミング次第では遭遇できるかも?

 

赤く色づく紅葉シーズン

昇仙峡に最も多くの観光客が訪れるのは秋です。紅葉によって昇仙峡そのものがほんのりと赤味を帯びると共に、秋風が川辺の爽快感を引き立ててくれます。毎年10月から11月末までが見ごろで、このシーズンは駐車場も混み合うことが予想されます。

 

昇仙峡を一望できる昇仙峡ロープウェイ

昇仙峡にはロープウェイが用意されており、頂上まで足を運べます。パワースポットの宝庫でもある頂上からの景色の良さは足を運ぶ価値があります。また、岩とは思えない丸みを帯びた、まるで卵のような岩が感動を高めてくれます。

 

雨風や人の足によってなだらかになった丸みを帯びた岩に腰掛けながら見下ろす甲府市内や荒川ダムは圧巻です。天気が良ければ富士山の姿も見られます。

 

ちなみに昇仙峡ロープウェイは影絵の森とセットになったお得な券もあるので、じっくりと見て回りたい方にはこちらがお勧めです。

 

迫力のある滝を間近で体感

昇仙峡には滝があります。落差30mにして、日本の滝百選にも選ばれる仙娥滝は、昇仙峡の中でも人気を集めているスポットです。ウォーキングやトレッキングコースとして楽しんでいる方も多い仙娥滝は、4月下旬からゴールデンウィークにかけてはライトアップされており、幻想的な雰囲気となります。

 

人工的な音が聞こえてこない場所にある優雅な滝は「クリスタルサウンド」とも称されています。

 

山の景色を映し出す美しいダム(能泉湖)

水害防止のために作られた荒川ダムも昇仙峡の見どころの一つです。春になれば桜のスポットとして多くの観光客が訪れるダムには荒川大橋がかかっているので、橋の上からダムの圧倒的な迫力を体感出来ます。

 

また、荒川ダム周辺だけでも3カ所の駐車場があるため、車で訪れた場合、移動して様々な角度から荒川ダムの景色を楽しめます。

 

美味しいご飯も人気の秘密

昇仙峡にはいくつかお店があります。特に人気は山梨名物のほうとうをあしらった「ほうとう饅頭」です。外見はかぼちゃが乗っている以外は普通のお饅頭ですが、中には野沢菜、切り干し大根、しいたけが入っている個性的なお饅頭です。

 

さすがに麺は入っていませんが、お饅頭部分の食感と合わせるとほうとうを食べているかのような気分を楽しめるので、昇仙峡に足を運んだら是非チェックしておきたいところです。

 

また、甲府の名物でもあるワインの試飲も可能です。車で足を運んだ方にはノンアルコールのワインもあるので安心です。自然を楽しみながら食事を楽しめる場所もあるので、料理がより美味しく感じます。

 

博物館や美術館でちょっと一休み

自然豊かで美しい昇仙峡ですが、博物館や美術館があるので、疲れた時には一休み出来るので、覚えておくと昇仙峡をより深く楽しめます。

 

水晶や珍しい宝石の博物館

水晶だけではなく、ダイヤモンド、エメラルド、サファイヤといった宝石が展示されている水晶宝石博物館は足を運ぶと幻想的な時間を楽しめます。

 

伝統工芸エリアには宝石による立体像「川中島の合戦」をモチーフにした上杉謙信と武田信玄の像が用意されています。職人6人が2年半かけて制作した宝石立体像は細かい所にも職人の魂が宿っている精巧な作り。

 

2Fからは誕生石やパワーストーンの展示、水晶と光のイルミネーションなど思わず見入ってしまう美しい光景が視界に飛び込んでくることでしょう。

 

息をのむような光と影の美術館

光と影をテーマに、見るものを圧倒するのが「影絵の森美術館」です。第1展示室には幻想的な音楽が流れる中、作品が浮かび上がってくるので不思議な気持ちを味わえる、非日常的な雰囲気は昇仙峡と相通ずる部分もあります。

 

第2展示室は企画展となっていますので、季節によって違った楽しさが待っています。訪れるタイミングによって異なる企画が開催されていますので、何度昇仙峡に足を運んでも楽しめますよ。ちなみに売店も用意されていますので、昇仙峡のお土産をこちらで選ぶのもおすすめです。

 

昇仙峡を歩くなら

昇仙峡には数多くの見どころがあります。1日かけてもまだまだ飽き足らないだけに、足を運ぶ際には時期やウォーキングコースをじっくりと考えた方が良いでしょう。途中でお腹が空いたなら、そば処みつやでB1グルメでグランプリを獲得した「鳥もつ煮」や昇仙峡の名水を贅沢に使った「蕎麦」はオススメです。少し歩き疲れたら影絵の森美術館もあるので、気分転換もばっちり。他では見ることが出来ない大自然を満喫して贅沢な非日常感を楽しんでみてはいかがでしょう?

 

 

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